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秋山真之の決意

松山の子規記念博物館には真之から子規に宛てた七通の手紙が秘蔵されています。

その最初の手紙は、二人が衝撃を受けた清水則遠の死後、二ヵ月後に書かれたものです。
そこには19歳であった真之の重大な決意を込めた和歌が書かれていました。

送りにし 君がこころを 身につけて  波しずかなる 守りとやせん
(見送ってくれる君の心を身につけて旅路の守りにしたい)

(NHK番組より)

この時、真之は東京大学予備門を退学することを決断、子規に別れを告げた手紙でした。

秋山好古

真之は亡くなった清水と同じく経済問題に悩んでいました。
当時の真之が学費を頼っていたのは、
陸軍大尉だった兄の秋山好古です。
兄に迷惑をかけたくないという思いから、
真之は学費が要らない海軍兵学校に入ることを決意します。

真之の手紙に答えた子規の返信は、 現在見つかっていないそうです。
しかし、子規記念博物館には、 この時真之に送られた子規の返歌が残っていました。

<秋山大人の国に帰るを送る>
海神も 恐るる君が 船路には  灘の波風 しづかなるらん
(海の神も恐れるような君なのだから、これからの君の旅路もきっと波穏やかであろう)

(NHK番組より)

経済的問題から軍人への道を選択した友を励ます子規。

これ以降、小学校から同じ道を歩んできた二人は、別々の運命を辿ることになります。

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