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秋山好古の貴重な手紙発見

明治時代に旧陸軍で騎兵隊の育成に力を尽くし、日本騎兵の父といわれた秋山好古が日露戦争の戦地から家族に宛てて書いた手紙が見つかり、専門家は好古の家族思いの一面がうかがえる貴重な資料だとしています。

この手紙は、東京に住む秋山好古の孫の哲兒さんが母の遺品を整理するなかで見つけたもので、日露戦争の戦地から千葉県の家族にあてて送られたはがきと封書、あわせて4通が残されていました。好古は騎兵隊を率いて日露戦争に出征した軍人で、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」では主人公のひとりとして描かれました。

手紙は戦いが激しさを増していた明治38年4月から戦争終結後の39年の正月にかけて出されました。最初の1通は「先日弾丸カ唇ヲ擦過テ戦争ノ良記念ヲ残セリ最早全治セリ」などと書かれ、けがのことを家族が心配しないようにと気遣いが伝わる内容になっています。

また、戦争が終結した直後に送られたはがきには「父サンハシバラクブリニ一休ミサ」「家財道具ヲ売リ飛ハシ鍬デモ買ツテ置ヒテ呉レ」などと冗談めかして書いた記述があり、戦争が終わってほっとした様子がうかがえます。

手紙を解読した明海大学の岩下哲典教授は「子どもへの愛情とユーモアに満ちた非常に印象深い文面で、好古の家族思いの一面がうかがえる」と話しています。

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