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「勝水」61年ぶりに復活 伏見・乃木神社

京都市伏見区の乃木神社で、かつて神事に使っていた、境内の井戸の「勝水(かちみず)」がこのほど、61年ぶりに復活した。拝殿前に手水鉢(ちょうずばち)を設け、午前5時から午後7時まで水を出し、参拝客が利用できるようにしている。

同神社は、1916年の創建で、日露戦争時の軍人乃木希典を祭る。創建当初から境内の井戸から地下水をくみ上げ、祭神にちなみ「勝水」として神事に用いてきた。しかし、1946年にくみ上げポンプの電気代など管理費が大きな負担となり、くみ上げを止めた。その後、地下水脈が移動したためか、井戸も枯れてしまったという。

勝水復活は、池山良武宮司(67)が以前から計画していたが、高校教師だったため忙しく、できなかった。2000年の定年退職後、境内の整備に専念できるようになり、今年工事を実施した。

井戸は、戦前の場所から10メートル離れた場所を新たに掘った。深さ約80メートルから水をくみあげている。飲用水としても利用できる。池山宮司は「神事に使う御神水が水道では、ありがたみがなかった。管理は大変だが、維持していきたい」と話している。

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