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いっき【一揆】
一味同心という連帯感を共有する人々の集団。
本来の語彙は「揆(みち)を一つにする」こと。
日常的な方法では実現困難な、共通の目的を達成するために結成された。
中世には大名から村落住民までさまざまな階層で一揆が形成されて、戦場で共闘すべき一族や地縁的集団の団結を固めたり、寺院や村において遵守すべき掟を定めたり、外部勢力の侵入に対して地域住民が団結したり、支配者の不法に対して抵抗したりした。
こうした目的のために、日常的な社会関係を止揚して全員が平等の資格で合議し、多数決により集団意志の決定を行う集団が、一味神水という神前における誓約の儀式をへて結成された。
一揆は神の意志を帯した集団と考えられたために、大きな力を発揮した。
近世では、一揆行為は全面的に禁圧されたが、一味神水により一揆結成の慣行は残った。
百姓らの幕藩領主に対する強訴・逃散などの抵抗を百姓一揆とよぶ。
