HOME > 「坂の上の雲」人物・用語辞典 > 人物・用語
いとうすけゆき【伊東祐亨】
1843年5月12日~1914年1月16日
海軍軍人。
鹿児島藩士出身。
薩英戦争などに参加し、維新後海軍に入り、多くの軍艦の副長・艦長を歴任。
海軍省第一局長兼海軍大学校長をへて、1892年(明治25年)中将に昇進、横須賀鎮守府司令長官となる。
1893年常備艦隊司令長官となり、日清戦争勃発とともに初代の連合艦隊司令長官に就任、各海戦に勝利を収める。戦後は海軍軍令部長・大将となり、日露戦争にも勝利。
1906年元帥。
1907年伯爵。
【逸話】
元帥・伊東祐亨は日清戦争のときは連合艦隊司令長官であったが、日露戦争では軍令部長の要職にあった。
彼は戦争がはじまると、老体をひっさげて、日夜、部長室に引きこもり、智謀をめぐらしていた。
ある日、威風堂々とした某代議士が、軍令部を訪問した。軍令部長の尻をひっぱたいてやろうというつもりである。
部屋がわからないのでマゴマゴしていると、庭を掃除している老人がいた。召使いであろうと、代議士が、
「おいこら、軍令部長室はどこじゃ」
その召使いがひょいと顔を上げた。みるとこれが伊東元帥であった。
